中高年の健康

歯を守ることが、人生を守ることになる 〜中高年こそ知っておきたい口腔ケアの大切さ〜

 

年齢を重ねるごとに、体のあちこちに気になる不調が出てくるものです。

その中でも、意外と見過ごされがちなのが「歯」の悩み。

噛むと痛い、歯茎が腫れる、口臭が気になる、入れ歯が合わない…。

そんな小さな違和感を我慢していませんか?

実は、歯の健康は私たちの全身の健康に深く関わっているのです。

 

歯の健康が全身の病気に関係しているって本当?

 

近年の研究では、歯周病と全身のさまざまな病気との関係が明らかになってきました。

たとえば糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、さらには認知症との関連も指摘されています。

特に注目されているのが、認知症と歯の本数の関係です。

厚生労働省の調査によると、歯が20本以上ある人と、歯がほとんどない人とでは、認知症になるリスクに大きな差があることがわかっています。

しっかりと噛むことで脳に刺激が伝わり、脳の老化を防ぐ効果があると考えられているのです。

 

歯磨きだけでは不十分?今求められる“歯間ケア”

 

昔は「歯をしっかり磨くこと」が口腔ケアの基本でした。

もちろん今も歯磨きは大切ですが、それだけでは汚れが取りきれないのが現実です。

最近では、歯と歯の間のケア=“歯間ケア”が重要視されています。

歯ブラシでは届かない部分に食べかすや細菌が残ってしまうため、歯間ブラシやデンタルフロスの活用がすすめられています。

これらを毎日の習慣にすることで、歯周病や虫歯のリスクを大幅に減らすことができるのです。

 

“デンタルエステ”という新しい選択肢

 

最近では、エステ感覚で受けられる“デンタルエステ”というケアも注目されています。

デンタルエステとは、その名の通り歯科で行うお口のエステのことです。

お顔に施すエステだけでなく、歯科でしかできないお口の中のツボや、お顔や首元の筋肉に直接働きかけるマッサージです。

筋肉にアプローチするマッサージでリンパの流れを良くすると、血行が促進され、むくみの改善につながります。

また、ものを噛む・表情を作るときに使う筋肉の緊張がほぐれると、お顔の表情を若々しく見せてくれるほか、顎関節症や肩こりの改善にも効果があると言われています。

そしてあごやお口周りのマッサージは唾液の分泌を促すため、虫歯や歯周病の予防効果まで期待できるとのことです。

歯のクリーニングだけでなく、歯茎のマッサージやホワイトニングなど、口元の美容と健康をトータルにサポートしてくれるサービスです。

「歯医者さんは怖いところ」「痛くなってから行くもの」と思っていた中高年の方でも、リラックスして通えるという声が多く聞かれます。

今は“予防”の時代。

定期的に歯をきれいに保つことが、病気予防にもつながるのです。

 

自分の歯で食べられる幸せを、これからも

 

噛むという行為は、栄養の吸収を助けるだけでなく、生きる力そのものに関係しています。

「自分の歯で食べる」ことは、当たり前のようで実はとてもありがたいこと。

だからこそ、少しでも多くの歯を健康に保つ努力が必要なのです。

毎日の歯磨きに加えて、歯間ケア、定期検診、そして時にはデンタルエステでのリフレッシュも取り入れて、
歯を大切にする習慣を、今から始めてみませんか?

 

まとめ:歯を守ることは、未来の自分を守ること

 

私たち中高年世代は、これからますます“自分の体とどう付き合っていくか”が問われる時代にいます。

「歯の悩みなんて、年だから仕方ない」ではなく、
今のケアが、10年後、20年後の自分の人生を変えるかもしれません。

人生100年時代。
口元から健康を守るという新しい意識で、元気に、いきいきとした毎日を過ごしていきましょう。