■ 片付けがつらくなる年齢
60歳を過ぎると、若い頃のように体が思うように動かなくなります。
掃除や片付けをしようと思っても、重いものを動かしたり、長時間整理するのが億劫になることもありますね。
それでも「今のうちに少しでも片付けておきたい」「子どもたちに迷惑をかけたくない」という思いは、多くの方が持っておられるのではないでしょうか。
■ 捨てることは寂しいけれど
長年の思い出が詰まったモノを手放すのは、簡単ではありません。
古い写真、手紙、旅の記念品──それぞれに人生の物語があります。
手に取るたびに「あの頃は楽しかったな」と懐かしく、胸がいっぱいになります。
でも思い出は“モノ”だけに宿るわけではありません。
心の中にも、ちゃんと残っています。
写真に撮って残しておく、日記に書いておく、それだけでも立派な記録です。
「捨てる」ことは「思い出を消すこと」ではなく、「心にしまうこと」だと思います。
■ 少しずつ手放す勇気
断捨離は一気にやろうとしなくて大丈夫です。
今日は引き出し一つ、明日は本棚の一段──小さな一歩でも確実に前に進んでいます。
迷ったものは「保留箱」に入れておいて、数ヶ月後に見直すのも良い方法です。
モノを手放すと、不思議と心も軽くなります。
空間にゆとりが生まれると、心にも風が通り抜けるように感じます。
■ 未来の自分と家族のために
「いつかやろう」と思っているうちは、なかなか片付かないもの。
でも今の“動けるうち”こそ、心を整理するチャンスです。
きれいに片付いた空間で過ごす時間は、心に穏やかさをもたらします。
そして何より、未来の家族にとっても安心を残すことになります。
「これはお母さんが大切にしていたものなんだな」
そんなふうに、子どもたちがあなたの想いを受け取ってくれることでしょう。
まとめ
断捨離は、単なる片付けではなく「心の整理」でもあります。
モノを通して、これまでの人生を振り返り、感謝の気持ちで手放すこと。
それは「これからの人生をより軽やかに生きるための準備」なのかもしれません。
今のうちに、少しずつ。
心と暮らしを整えながら、新しい風を迎え入れていきましょう。